Roulette
＜まえがき＞
ギャンブルは全くやらない人でも、知らない人はまずいないぐらいメジャーなゲームである。映画やその他でも度々登場するこのルーレットはヨーロッパで２００年以上の歴史があり、バカラがカジノの王様なら、ルーレットはカジノの女王と言われている。イギリスのサー・ウィンストン・チャーチルが人生でやり直しが出来るとしたら何をしますか？と聞かれた時、「やり直しができるのなら、モンテカルロで赤でなく黒に賭けるよ。」と答えた名ジョークもある。ルールもどの数字に玉が落ちるかを当てるだけの単純なものなので是非ともチャレンジしていただきたい。
＜概要＞
ルーレットはＷｈｅｅｌと呼ばれる円型の円盤と、Ｌａｙｏｕｔと呼ばれるグリーンのフェルト地に賭ける場所が示されたテーブルとでなる。Ｗｈｅｅｌは反時計回りにゆっくりと廻っており、ディーラーは直径２０ｍｍ程度のボールを時計回りに投げ入れる。Ｗｈｅｅｌには１〜３６の赤黒の数字と０、００の緑色の数字があり（ヨーロピアンスタイルには００は無い）、プレーヤーはどの数字にボールが落ちるかを予想するのである。
ゲームの参加もいたって単純である。現金もしくはチップを賭けたい所に置くだけである。それが唯一の参加表示で、いつでも賭けられるし、いつでも止める事ができる。チップを置くタイミングも「Place You'r Bet！」の声と共に始まり、ディーラーが玉を投げ入れて、玉が落ちる直前に「No more Bet！」と宣言されるまでのあいだ、いつでも賭けられる。必ずしも玉を投げ入れる前に賭けなければいけない事は無い。
ルーレットにはブラックジャックみたく戦術やテクニックは全く存在しない。賭け方と配当さえ覚えれば良い。配当も敵中の際はディーラーが勝手にやってくれるので必ずしも覚える必要は無い。また、どのような賭け方をしても期待値は一緒である。これもクラップスなどとは異なる点である。
