ＯＤＤＳ

　クラップス、いや、数あるギャンブルの中で唯一胴元の控除率が０なのがこの、オッズ賭けである。つまりカジノと客側の勝率がまったくの５０：５０なのである。

　オッズ賭けとはパスラインやカムに賭けてカムアウトロールの後、掛金を増やす方法である。具体的にはカムアウトロール終了後、図の様に初めに賭けたチップとは別にしてパスラインの外側にチップを置く。

　さて、前述した通りオッズ賭けにはカジノ側の控除分が０である。そのためオッズ賭けには各カジノで上限を設定している。「DOUBLE ODDS｣とか｢TRIPLE ODDS｣とかとテーブルに表記してある。前記は元々の掛金の２倍まででラスベガスではこれが一番多い、後述のは３倍までである。なかには「10X ODDS」等の看板を上げているカジノも存在する。最近多いのは、３×４×５と表記されているもの。これは、ポイントが「４,１０」なら３倍まで、「５．９」なら４倍まで、「６,８」なら５倍まで賭けられることを意味する。

　オッズ賭けが何故有利なのか？。パスラインやカムに賭けた時、勝った場合はポイントが何であれ配当は等倍である。しかしオッズ賭けに賭けたチップは出目の出現率と等しい配当を行っているからである。

　例えばカムアウトロールにて４が出て、４にポイントが立ったとしよう。４の出現率は７の半分である。しかしパスラインに賭けられたチップに対する配当は等倍である、それに対しオッズ賭けに対する配当は出現率と同等の２倍である。以下に各出目の出現率と配当、及びプレースベットの配当を記載する。

　このようにオッズ賭けはプレーヤーにとって非常に有利な条件となっているので是非とも賭ける事をお奨めする。