両替、換金

　スロットマシーンは本物の現金を使ってプレーするので、日本のパチスロ見たく現金をコインに替える必要やコインを現金に変える必要も無い。しかし、＄１から紙幣な米国で初めから大量のコインを持っている訳も無いし、＄１以上のマシーンは専用のコインを使う。各々のケースに応じて説明しよう。

・プレー開始時

　プレーを開始するにはコインが必要だが、最近のマシーンはマシーン自体が＄１〜＄１００札を受け付けるのでコインは特に必要無い。お札を入れるとその分だけのクレジットが自動的に上がる仕組みになっている。¢２５のマシーンに＄２０札を入れると８０BETクレジットが上がるし、＄１マシーンなら２０BETである。

・プレー終了時

　プレーを止めたいときにクレジットが未だ残っているならば、これらはいつでも払い出す事が出来る。払い出しは全てそのマシーンの最小ベットのコインで払い出される。つまり¢２５のマシーンで１６０BETを払い出すと、＄２０紙幣が２枚出て来るのでは無く、あくまでも¢２５のコインが１６０枚払い出されるのである。

　払い出されるコインは現金そのものなので、そのまま普通に使用しても良いが、大量のコインとなると、そうもいかない、紙幣に換えたいところである。又、＄１以上のマシーンはコインはそのカジノの専用のコインを使い、払い出しもそのコインなので現金化する必要が有る。

　大量のコインや＄１以上のカジノ専用コインは「CAHNGE」、又は、「CASHER」、と書かれたブースに持っていけば紙幣に換えてくれる。この時、手に持ちきれないほどのコインであればバケツを使おう。バケツはカジノのあちらこちらに置いてあり自由に使う事が出来る。

・大きな配当が当たった時は

　JACKPOT、あるいはそれに近い配当を的中させた時は、マシーンはファンファーレを鳴らすだけで、クレジットが上がったりコインが落ちてくるような事は無い。また、次のプレーも出来ない。その様な時はカジノの従業員が来るのを待とう。従業員の確認作業が終ると的中金額は現金紙幣でその場で与えられる。

　また、＄１２００以上の払い出しにはネバダ州に対し納税の義務が生じる（外国人の場合、税率３０％）。この様な時はＩＤカード（パスポート）の提示が必要であり、書類に住所、氏名など必要事項を記入する必要がある。ちなみに、このとき的中者が満２１歳以下ならカジノは配当金を払う義務は一切無い。この際受け取る配当は税金を引いた額であり、例えば＄２０００の的中なら受け取る現金は＄１４００である。

　ちなみに、プログレシップ型での●億円なる配当は、１００万ドルまでは一括払い、１００万ドルを超える分に関しては２０年または２５年間の分割払いとなるケースが多い。どうしても一括して受け取りたい場合には金利分を考慮して減額となってしまう。

・意外にいない従業員？

　前述の通り、ある程度の払い出しには従業員の確認作業が必要だが、スロットマシーンのコーナーには意外に従業員は少ない。ファンファーレが鳴り響き、通りかかりの人の注目を浴びるものの従業員が現れず、台から動くに動けないケースは多々ある。知人が近くにいれば呼んで来てもらうものの、一人だとそれもままならない。パチンコ屋みたいに台上呼び出しランプが無いのである。そのようなケースでは大人しく従業員が通りかかるのを待つか、通りかかりの人に頼むしかない。まあ、プログレシップ型でのＪＡＣＫＰＯＴが的中した時はマネージャーがすっ飛んでくると思いますが（笑）。